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ポスト・アメリカ合衆国大統領選挙

何もかもが異例づくめだった第45代アメリカ合衆国大統領選挙が終わり、ご承知のように共和党選出のドナルド・トランプ氏が勝利しました。「差別主義のナショナリスト」対「嘘つきの犯罪人」の、どちらの方を〈より支持しないか〉という、なんともまあムチャクチャな選挙戦でしたが、これも今のアメリカの姿を正しく反映しているのでしょう。

 

今回のトランプ氏勝利の要因を、専門家の方々がいろいろと分析しています。私は、マイケル・ムーア氏の分析、そしてバーニー・サンダース氏が発した声明が的を得ているように思いますが、とにもかくにも、これでイギリスのEU離脱に続く、大きな大きな地殻変動が、また一つここに現れたということなのだろうと思います。

 

トランプ氏が新大統領に選出されたことが、今後のアメリカ国民にとって、また世界にとって、吉と出るか凶と出るかは分かりません。けれども、「もういい加減にしてくれ」というアメリカ国民の悲痛な叫びが、これまでに政治家経験の全くないトランプ氏を、新大統領にまで押し上げたことは確かだと思います。

 

民主・共和、どっちの政党が政権を取ろうが、結局何も変わらない。デタラメをやって破綻したウォール街の連中は政府の金で救済されるのに、産業空洞化で職を失った俺たちには未来が見えない。いわゆる99パーセントの暮らしはますますひどくなるばかりなのに、1パーセントだけが肥え太る。政府は国民に真実を知らせず、騙しては戦争に駆り立てて、若い兵士の命を使い捨てにする。

 

こういったことにもう飽き飽きして、さらには様々な秘密情報が明るみに出るに及んで、既成政党出身者はもうコリゴリだ、エスタブリッシュメントの連中は信用できない、という感覚が多くのアメリカ国民の中に膨れ上がって行ったのではないでしょうか。(*トランプ氏は共和党員ではなく、共和党の議員からも嫌われている。また民主党候補だったサンダース氏は社会主義者を自認している)

 

ここで注目しなければならないのは、国民が置かれた状況は、戦後一貫してアメリカ追従政策を続けて来た日本も、ほとんど同じであるということです。つまり、親分筋で地殻変動が起きれば、子分側も地殻変動せざるを得なくなるということです。日本にとっての、今回のアメリカ大統領選におけるトランプ氏勝利の意味は、そこにあると思います。

 

アメリカの大手メディアや、専門家や、世論調査機関は、選挙期間中ずっと「ヒラリー優勢」の情報を出し続けて来ました。アメリカ追従が基本の日本のメディアや専門家も、当然これを追認して来ました。インターネットでは真逆の情勢分析が飛び交っていたにも関わらず、トランプ現象をずっと過小評価し続けて来たのです。というよりも、自分たちが描いたシナリオから、意図的に排除し続けて来たのです。

 

最初は「無視」、そのうちに「そんな筈はない」、それが「そうはさせるものか」に変わり、最後は「そんなことが絶対にあってはならない」とまでなった。それでもアメリカ国民は、ドナルド・トランプ氏を選びました。これで、大手メディアや、専門家や、世論調査機関が、いかに人々をコントロールするために嘘をつきまくって来たかが、さらに明らかになったことだろうと思います。

 

珍しく、NHK総合のニュースを見たのですが、トランプ勝利が確定したあとの日本国内の声を拾った映像では、株価に始まり、沖縄の住民までを使って、「トランプになって心配」という声ばかりを集めていました。いつまでこんなことをやっているのかと、唖然としました。

 

期待する声だってきっとある筈なのに、それらは一切無視です。もう最後のあがきと言うか、まだ国民をコントロールしようとしているのです。それとも、予想と予定が狂った照れ隠しなんでしょうかねぇ?

 

真実を伝える努力をしなければ、メディアはますます信用を失って、そっぽを向かれるだけです。テレビ、新聞の低迷は、何もインターネットが登場したことばかりが原因じゃありません。自分たちで、自分たちの信用を落とす行為をし続けて来た結果だということが、まだ分からないのでしょうか? 大手メディアのこの嘘つき体質、イジメ体質、大きいものに巻かれろ体質は、本当に病みきっていると思います。

 

でも、どんなに人々を洗脳しようと思っても、いったん開かれた扉をまた閉じることはできません。日本人は英語を話さないので、いわば鎖国状態にあって、開放は遅れていますが、アメリカの扉が先に開いてしまったので、そのアメリカに従属している日本の扉だけを、今まで通り閉じたままにしておくことは出来ません。

 

2012年の衆議院総選挙で、自民党は「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない」というポスターを大量に作り農村部に配布しました。ところが選挙戦に圧勝した3ヵ月後には、TPP推進に態度を豹変させ、今に至るのです。こんなことなら、選挙公約など有って無きが如しですが、「ウソつかない」と言って嘘をつくのですから、いやはやもう。これで、子どもたちのお手本になれるんでしょうかねぇ。

 

そのTPPの親分だったアメリカの大統領が新しくなって「TPP反対」だと言うのですから、子分としては、もうどこを見ていいのか分からないのではないでしょうか。親分の失脚で、政治家も、大手メディアも、御用評論家も、大慌てしているかも知れません。彼らには,元々「気概」などなく、ただ「空気」にくっついていくだけですので、「空気」が変われば、またそっちに従属して行くことでしょう。

 

でも、人々はもう元には戻りません。911で、311の原発事故で、沖縄基地問題で、オリンピック利権で、築地市場移転問題で、ニュースの裏側に何があるのかを、自分で調べて知る人が多くなりました。中央銀行というものが、国家機関の顔をしているけれども 実は民間銀行で、世界中の中央銀行を所持し、巨大な金融システムを操っている支配者がいることを、今では多くの人が知るようになりました。

 

戦争というものが、この支配者によってマッチメイクされ、闘う双方に武器を与え、戦費を貸し付け、大破壊とその後の復興ビジネスによって儲ける仕組みであることを、多くの人が知るようになりました。その陰で、何の罪もない若い人たちが、兵士に仕立て上げられ、名誉と勲章とを引き換えに、殺し合いをさせられていることを、多くの人が知るようになりました。

 

また支配者層が、物質科学とアロパシーを基盤とする医療を主流化し、大学を作り、専門家に免状を与え、医療を独占し、老化の恐怖、癌の恐怖、感染症の恐怖、精神不安の恐怖を植え付け、製薬会社と組んで、人々を薬漬け、ワクチン漬けにしているということを知る人が少しづつ増えて来ました。これについてはまだ知る人は、それほど多くはありません。

 

シリア内戦というものが、石油利権に絡んだもので、サウジアラビアとカタールの油をヨーロッパに運ぶルートを造るために、ロシア寄りのアサド政権を転覆させる目的で、アメリカ政府が仕組んだものであることを、多くの人が知るようになりました。ISをはじめとするテロ組織のバックにはいつもアメリカがいて、武器供与を行っていたことも、明らかになって来ました。

 

日本人は、情報鎖国状態にあって、国際政治の動向にはオンチであるために、こうした裏側を知る人はまだまだ少ないです。しかし、英語を話す人々の間では、これらのことがバレて来てしまっているのです。この流れに、ヒラリーのメール漏洩問題があり、そして今回の合衆国大統領選挙における、民衆の「いい加減にしてくれ!」という叫びがあるのです。もう俺たちは騙されないぞ!という意志表示です。

 

日本人の大半は、こうしたことをまだ知りません。しかし少なくとも、マスメディアは信用できないぞということは分かって来たと思います。豊洲移転問題も、マスコミ各社が過去に東京都の一等地を払い下げてもらった経緯があるので、利権の本丸に迫る報道が出来ないのです。みんな持ちつ持たれつの利権構造の中で、お互いなあなあの仕事をやっているのです。

 

もうこうした古い体質に染まるのは、よしましょうよ。それらは本当に古い。なぜ利権に群がるのか。なぜ長いものに巻かれるのか。なぜ「空気」に従うのか‥‥。

 

それが「幸福」に繫がるとみな思っているからです。思わされているからです。自分の「自由」を押し殺し、お金の魔力につかまり、誰かの言いなりになり、自分を失くして行く。そんなものが「幸福」であるわけがありません。「幸福」とは真逆の「奴隷化の道」であることに気がつきませんか?

 

人類は、何万年もの間、このような思想に取り憑かれた人間に支配されて来ました。一握りの支配者は、大多数の人間を奴隷化し、支配し,君臨しているように見えて、実は彼らもその考えに支配されているのです。「真理」への気づきがまだ全くないのです。それは、極めて未熟な「魂」だということ。

 

もうこんな人類の歴史は止めにしましょう。人類が今まで構築して来た「社会システム」の中には、人間の真の「幸福」とは縁遠いもの、却って阻害するものもたくさん含まれています。こうしたものを、いったんリセットする時期が来ています。もう企業が、政府が、マスコミが繰り出すメッセージには、安易に乗らないでください。

 

あなたの「幸福」をつくるのは、あなたの「責任」なのですから。ご自分にとって、周囲の人々にとって、社会にとって、人類にとって、そして地球にとって、どういう状態であることが「幸福」なのか。それを原点に返って考えて、行動を開始して欲しい。その一つずつが、地球を、人類を救う道へと繫がるのですから。

 

●参考

「闇の支配者」ということについて