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決断

一生のうちには、何度か、重大な「決断」をしなければならない瞬間というものが訪れます。就学、留学、就職、転職、起業、結婚、離婚、新築、転居、手術、投資、等々。まだあるかも知れません。このような「決断」に際して、私の立場から言ってあげられることは、ただ一つ。これまでと一緒です。


「魂」の声に従いなさい。


ところが、これほど言葉を重ねて来ているのに、いざとなると、それがどこかへ吹っ飛んで行ってしまうようです。ある方から転職のことで相談され、その職種は彼女が何年も待ち望んだものだったのにも関わらず、いざそのチャンスが訪れたら迷っているんだと言うのです。なぜかと聞くと、最初に出て来た言葉が「お給料が安い」。


それが現実的な選択というものかも知れませんが、巷間よく言われるように、「条件をよく検討して、慎重に事を決めなさい」などという、もっともらしいアドバイスに従っていたら、大半は「止める」という結論に落ち着いてしまうと思います。


なぜかと言えば、新しいことは未知で、今までのことは既知のことですから、これをまともに比較したら、未知のことに対する理解というものは圧倒的に弱い。最初から不利な状況にあるわけです。ですから、そこにネガティブな可能性を探し出そうと思えば、いくらでも探せてしまいます。

 

チャレンジしない人というのは、これが得意な人なのです。おそらく彼女も、「お給料が安い」と言ったのは、チャレンジしないための言い訳探しに過ぎず、本音は「変化が怖い」のだろうと思います。


私は28歳になる直前に、それまでのデラシネ(根無し草)生活に別れを告げて、コピーライターになるチャンスを掴んだのですが、その時に社長面接の席で「給料はどれくらい望みますか?」と聞かれて、「いくらでも構いません」と答えました。年齢的にもう後が無いと必死でしたし、未知のものを学習できて、しかもお金まで貰えるのですから「ありがたい」と思っていました。


今の時代にも、「お金なんて要りませんから、師匠のもとで修業させてください」と、門を叩く人は居ると思います。なんだか「お金」のことばかり書きましたが、そこを言いたいのではなく、未知のものを前に「あなたは、いったい何を掴みたいのか?」と問いたいのです。「覚悟」というのは、そこです。それが、自分の中に見えているのか、ということです。


それを別の言葉で言うと、《「魂」の声を聞いていますか? 》ということになるのです。けれども、「条件」などというものを比較して「決断」していたら、後で必ず「最初の条件とは違う」とか「裏切られた」ということになってしまいますよ。提示された「条件」に目を奪われてしまうから、詐欺に遭う人が絶えないわけじゃありませんか。


そういう人は、「最初の条件とは違う」とか「裏切られた」と相手を非難する前に、自分の「覚悟」の無さを恥じるべきです。「決断」というのは「覚悟」の後に来るもので、要は、「自分は何をしたいんだ」「私の喜びはここにあるんだ」という確信が無い。自分探しが出来ていない。直感に生きていない。「魂」の声を聞いていない。


「決断」に際して「迷う」というのは、その人が、まだ「この世」の価値観にグルグルと縛られているということです。何度も言いますが、「この世」というのは「幻影」で、それはスクリーンに映った物語でしかないのです。「魂」にとっては、物語が重要なのではなく、その物語を「魂」がどう体験したか、のみが重要なのです。


お給料が安い? それが何だと言うのでしょうか。地位、名誉、財産、そしてお給料も、墓場には持っていけません。ただ「魂」の体験のみが、来世にも運ばれるのです。そのことを、もう一度、よく考えてみてください。それでも「迷う」というのなら、どうぞ「占い師」の許へでも行ってください。