by Rainbow School
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大ドロ、中ドロ、こそドロ
東京都知事が、公金を私的遊興費に使ったとして問題になっています。しかしこのようなことは、それが事実であれば、次には辞めさせるようにすればよいことです。日本のマスコミというのは、そのあと必ず、重箱の隅をほじくるような個人攻撃に移行してゆくのですが、そんなものには付き合わないようにしましょう。無視、無視、無視!です。

メディアがそちら側に向かうのは、一つには、人々の妬(ねた)み、嫉(そね)み、怒りなどのエモーショナルな衝動に訴えかけることで、注目を引き付けたいとの思惑からです。しかしそれに乗ってしまったのでは、次にはあなたが、妬み、嫉み、怒りなどのネガティブな感情を自分の内に燃やすことになってしまいます。元々は、あなたの問題でなかったことなのに‥‥。

その陰で、重要なことがマスキングされて行ってしまいます。これがマスコミの二つめの狙い。公金を私的遊興費に使うような人物が、どうして211万票も得て知事になれたのでしょうか? どうして127人もいる都議会議員が、誰一人その不正を発見して是正するような行動を起こさなかったのでしょうか? 次に有権者が考えなければいけないことは、本当はその点のはずです。

ですから、マスコミに付き合ったのでは、次の「思考」が停止させられてしまいます。このようにして、自分で「考えようとしない」代わりに、つねに「妬み、嫉み、怒り」の感情に埋没するように、戦後の日本人はしつけられてきたのです。なんのために? 民主主義を機能させないために。そして人々を思い通りに操るために。

都知事を辞めさせる仕事は、都議会議員がすればいいのではないですか? そのために給料を貰っているんでしょうから。都民がしていくこと、広く民衆がすべきことは、「仕事をよこせ」「給料を上げろ」「若者に夢を持たせろ」「母子家庭が安心して暮らせるようにしろ」「汚職を許すな」等々、自分たちの声を上げることであって、マスコミの誘導に付き合うことじゃない。

今回の都知事に起きたスキャンダルは、せいぜい「こそドロ」レベルの話です。飲食店で宛名と日付のない領収書を貰うなんてことは、みんなやっていること。こそこそやるから「こそドロ」。そんな「こそドロ」レベルにワーワー言ってる陰で、「中ドロ」は裁かれないんですよ。UR疑惑の人はどうなりましたか? オリンピック利権の人はどうなりましたか?

ドロボウも、「中ドロ」レベルになると、権力の中枢にまで出世できるので、自分たちに都合のいい法律を立案し、警察、検察、マスコミを思い通りに動かせるし、裁判所の人事も操れる。ですから、悪事は全部うやむやにされ、好き放題のことが出来る。これで法治国家だと言うのだし、民主主義だと言っているのですからねぇ。

でも「中ドロ」も、権力を餌に与えられた飼い犬に過ぎず、上には上がいるんですよ。それが「大ドロ」。「大ドロ」になると、もう表には出て来ない。租税回避地(tax haven / offshore)を使い、盗みまくった金を蓄財している。『パナマ文書』で一端が明らかになりましたが、一説によるとその資金総量は、実体経済の3〜4倍にもなるんですって。

すごい世の中になったなぁと思います。大ドロボウほど出世する。出世しようと思ったら、ドロボウの子分になって、そのテクニックを磨かなくちゃならない。「こそドロ」レベルで満足しているようじゃ、肝っ玉が小さい、小さい。せめて「中ドロ」を目指さないと、立派な政治家にはなれないぞ。

同時に有権者の目も大物に向けないとね。「こそドロ」の、こそこそ話なんてどうでもいいじゃないか。それよりも、「中ドロ」「大ドロ」が支配する、この世界の構造を見抜くんだ。