by Rainbow School
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ありがたくないお説教
先日、友人から聞いた話です。都下某所の観光寺で毎年恒例のイベントが開かれ、集まった大勢の小学生を前に、住職がお説教をするのだそうです。その内容が毎年同じで、最初に「みなさんは、好き嫌いがありますかぁ?」と訊き、「どんなに嫌いなものでも、20回食べれば必ず好きになりま〜す」と言うんだそうです。

ほんまかいな。それを実験して、ちゃんと立証したのかな? だいいち、嫌いだから食べられないわけで、それを20回食べろって、どういうことなの? 私も子どもの頃、親から頬っぺたをギューっと手で挟まれて、そうすると痛いので口が開くんですが、「食べろ!」と、無理やりフキノトウを突っ込まれた記憶があります。ハッキリ言って拷問ですよ。

フキノトウが好きな子どもがいたら、逆におかしいでしょう。それじゃあ、子どもの時から通の人ですよ。酒呑みの食通だ。他にシイタケ、トマト、セロリ、銀杏、酢の物も食べられなかった。だけれど、今ではみんな好物になりました。それは、酒の味を覚えたから。酒に合う味も自然と学ぶことになったというわけです。(ちなみに、昨年11月から、そのお酒をやめました)

この齢になると、法事に出席することが多くなるのですが、これも拷問の時。「早く終わらねぇかなぁ」と、不謹慎な気持ちでいっぱいになりながら、じっと耐えています。ここで聞かされるお説教がまたひどい。西方浄土がどうたらこうたら。ビッグバンだ、ヒッグス粒子だ、超ひも理論だと言っている時代に、西方浄土が説得力を持つとでも思っているのかな?

法事の時のお坊さんは、単にマニュアルをこなしているだけ。コンビニ店員とちっとも変わらない。それで、「みなさんお忙しいでしょうから、四十九日の法要も一緒に行います」って言って、1回の法要の謝礼が7万円だから、掛ける2だとか3だとかって。いったいみんな何をしているの? こんな茶番劇をいつまで続けるのかな?

昔のことですが、息子が中学校に入った時、入学式に行って驚きました。式の間中、親たちはずーっとペチャクチャ喋りっぱなし。式場の体育館全体が反響してウォンウォン唸っている。入学式のその日から、すでに学級崩壊というか学校崩壊。

そのザワザワした雰囲気の中で、教頭がこう言う。「お寺に大きな釣鐘がぶら下がっている。 ちょっとやそっとでは動かない。でもそこで諦めたらダメです。1回では動かなくても、100回。100回でだめなら1000回、1万回って続けたら、どんな大きな釣鐘も必ず動く!」って、教頭、あんたはそれを自分で試してみたんですか?

もう、子どもより先に、親と教師が崩壊しているよ。こんな牢獄に押し込められる子どもたちが可哀想だよね。

ありがたくない説教など、百害あって一利なし。体験から掴んだこと以外は、なんの説得力も持たないということを、先ず大人たちが知るべきだ。だからこそ、子どもたちにも「体験が大事だよ」って言えるんだよね。