by Rainbow School
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現代栄養学のデタラメ
今ほどの知識がなかった若かりしころ、私はアメリカでサプリメントがブームになっていることを知り、それから間もなくして、片手に山ほどのサプリメントとプロテインを飲むようになりました。まるで取り憑かれたような感じで、都合五年間くらいは続けたと思います。アトピー性皮膚炎に悩まされていたということもあって、意識がそこに集中してしまったんですね。

その後、「命」を永続させているエネルギーは食物だけではないと知り、その洗脳?から、目が覚めました。

「命」を育んでいるエネルギーの主力は、食物ではなくてプラーナです。よく知られた言葉では「気」です。この元は、宇宙にあまねく存在している宇宙エネルギー(Vital Life Force)で、プラーナは呼吸によって体内に取り込まれます。つまり「息」は「生き」ということを示していて、呼吸が停止したときに「魂」が肉体を離れ、人はこの世での一つの人生を終えます。

一方で、肉体を構成している細胞は、絶えず増殖と死滅の新陳代謝を繰り返していますので、この肉体補修に必要な材料を取り込む必要があります。これは「食物」によってなされます。

さてここで重要な点は、人体は精密な化学工場であり、接種した「食物」を、分子レベルや原子レベルにまでバラバラに分解してから取り込むということです。そして、いったんバラバラにした素材を、また必要に応じて合成し直すのです。この化学工場の性能は、実に驚くべきもので、ムダを出さないよう徹底したリサイクルまで行って材料を用い尽くすのです。

生きていく上での必要な三大栄養素として、炭水化物、たんぱく質、脂肪というものを習ったと思いますが、炭水化物とたんぱく質は、お互いに補完し合えるほどなのです。

そのことから言えることは、健康食品でコラーゲンとかヒアルロン酸とか、いろんなことを言っておりますが、それらを摂取してもあまり意味がないということなのです。課題は、化学工場としての人体の再構成力に掛かっていて、コラーゲンを摂っても、一応その材料はあるよというだけで、それを体内でまたコラーゲンに再構成するかどうかは別問題なのです。

私見ですが、おそらくその再構成力は、その人の「心のあり方」と密接に関係していると思います。「老化防止のために、コラーゲンを飲まなくっちゃ」と思っていたとすると、「老化する(ネガティブ)」+「その否定」の文脈ですから、むしろ「老化」現象を促進する方向に体が向かって行ってしまう。そうではなくて、「私はいつも若々しい、元気はつらつである」と思っていれば、再構成力が高まり、そんなものを摂取する必要はなくなると思います。

以上を考えますと、「一日30品目」などというのは、根拠がないどころか、最悪の栄養学だと思います。長い人類史を見ても、人間は、その時期そこにある物を食べていたのであり、地域や季節の違いによって、みな極端な偏食であったわけです。それでも生存できたのは、いま言った精密化学工場としての、人体の優れた能力があるおかげなのです。

人類は長年にわたって飢えに耐え忍んで来た経験から、人体にはこれに耐えるための機能はたくさん持っていますが、飽食に対してはめっぽう弱く、インスリンで調整するくらいしか手段がありません。ですから「食」に関しての現代の諸問題は、栄養不足ではなく、むしろ栄養過多と、ジャンクフードの氾濫にあるのです。

「一日30品目」も摂取できた人間は、昔であれば貴族しかいなかったでしょう。化学工場のラインを考えてみてください。単一の材料が入って来た時には、そのラインを効率的に動かすことができますが、次々と違う材料が押し寄せて来たら、その都度ラインを変更しなければならず、処理し切れなくなってしまいます。

この結果、消化器に過重な負担が掛かりますし、腸内にガスが発生するなど、よいことは一つもありません。以上のことを考慮しますと、食養生としては、一汁一菜に代表される「粗食」が望ましく、栄養バランスを考えるよりも、汚染されていない、生気に溢れた、旬のものを頂くことの方が、よほど重要であることが解ります。

さらに言えば、肉体を造る根本は「心」にあるのですから、四季の恵み、大地の恵み、海の恵みに感謝して、一食一食をおいしく頂くということも重要です。
「病気」とは「気」が病む(止む)こと、「元気」とは「気」の元が充分供給されているということです。毎食を、「元気な心」で、楽しく頂くようにしてください。