by Rainbow School
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「逆子(さかご)」のお話
今日はあるお母さんと話をしていて「逆子(さかご)」の話が出たので、それをしましょう。胎内で頭を下に倒立していない胎児を「逆子」と言いますよね。なぜだと思いますか? 分娩の時に難産するから「逆子」と言うんだろう。多くの人はそう思っておられるかもしれませんね。その意味もあるでしょうが、本当は違うんですよ。

それにね、変だとは思いませんか? ふつう人は足を下にして立っているのが正常です。頭を下にして立つのは「逆立ち」と言います。ところが胎児は逆なのです。逆立ちしている方が正常なんですからね。不思議ですよね。

「逆子」の反対は何だと思いますか? 「眞子(まこ)」です。でも「眞子」は、今では魚卵をそう呼ぶくらいで、人間の胎児を「眞子」とは呼びませんね。でも女の子の名前にはよく付けられています。秋篠宮文仁親王と紀子妃のご長女は、眞子内親王です。

この「眞」は、音読みでは「シン」、訓読みでは「ま」または「まこと」です。「シン」は神に通じ、「ま」は魔に通じ、「まこと」はこれが本当という意味です。また「眞」の字は、「ヒ(人)」の下に「首」を逆さまにしてくっ付けたもので、逆という意味合いを持っています。だから、顚倒の「顚」の字の偏は「眞」になっています。

これらのことから、「眞」は、「逆さまになっている本当」という意味なのです。三角形を、上下に向かい合わせにして「⧖」のように書いてみてください。下が正三角形、上が逆三角形です。下は底辺を地に着けて立っている「正」の世界で、「この世」を意味します。逆三角形は天を上にしており、これが「あの世」であり「眞」の世界を示しています。

プラトンは『饗宴』の中で、「この世」は幻だと説きました。霊界を知らない人からしますと、この意味がさっぱり解らず、たぶん比喩的に何かを語っているのだろうと考えて、様々な解釈を試みようとします。が、プラトンは文字通りのことを言っただけなのです。「この世」は幻で、「あの世」の方が「眞(まこと)」なのだと。「この世」とは反対側にある世界、逆さまにある世界の方が実は本当なんだよ、とプラトンは言ったのです。

でも人々は五感の知覚にすっかり惑わされていて、幻に過ぎない物質世界を本当だと信じ込んでいる。このような時に「真理(まことの理法)」に出会うと、それがあまりにも常識とは掛け離れているので、心底ビックリしてしまう。この時の叫びが「まさか!(真逆)」なのです。自分の考えとは真逆だということです。

そして、この「まさか!」という気づきが起きた瞬間には、天からインスピレーションが下りているわけで、そこでこれを「真理」が天から降って来たという意味で、「真逆様」と言って敬ったのです。これが「まっさかさま」の語源です。

さて、胎児の話に戻ります。新生児は「真逆様」に落ちてくるのです。今は寝転んでお産をしますが、昔から「産み落とす」と言って、本来は座産が好ましく、重力を利用するので、「取り上げる」よりもずっと理に適っているのです。(韓国宮廷ドラマでは、いつも座産でしたよ)

産み落とされた新生児は、産声を上げることによって呼吸を開始します。この時に初めてプラーナ(気、根源的生命力=Vital Life Force)が入り、「魂」は、その肉体を自己のものとして使い始めるのです。

それ以前の胎内に居る間は「魂」は出たり入ったりしていて、まだ「あの世」に暮らしている。そしてお母さんになる人を見守って応援しているのです。ですから、「眞」の字で表されたように、頭を下にした逆さまの状態の方が正常だというわけですね。自然の仕組みは、このように素晴らしいシステムになっているのです。

この話、「まさか!」と思っていただけましたでしょうか?