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『いろはクッキング教室』終了
1月末から6回に渡って行った『いろはクッキング教室』をやり終えました。参加者は少なかったけれど、一生懸命やりましたし、達成できてよかったです。これを次につなげていきたいと思います。参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました。

主催のyyさんが、役所で調理関係のイベントをしている人に『いろはクッキング教室』のプログラムを見せたところ、「これでは人を呼べない」と言われたそうです。「出汁を取るなんてことはめんどくさいし、『ひな祭り』とか、そういうイベント・クッキングを前面に出さないと‥‥」とアドバイスをされたとか。

全くその通りなんでしょう。そして、そういう時代なんでしょう。だからこそ『いろはクッキング』を企画したわけで、人を呼ぶことを目的にしたわけではありません。ですから、それで参加者が少なかったとしても、参加してくださった方を大事にしてしっかりお伝えしたいと思いました。

そもそも、集客できる「料理教室」を継続したいと考えたことはないんです。「いろは」を覚えて、家に帰って、「家庭料理」を継続して貰いたかったのです。『ひな祭り』のイベント・クッキングもいいでしょうけれど、毎日『ひな祭り』をするわけにはいかないですからね。

「料理教室」で覚えた料理を、家に帰って一回やったらそれで終わり、では意味がないじゃないですか。普段の毎日の食卓こそが重要であって、これが「家族愛」というものと「健康」のベースを作るのです。現代の人々が、どうして普段の食事をないがしろにして、イベント・クッキングに走るのかが、私には理解できません。

私には29歳の一人息子がおりますが、10日に一遍くらい、何の予告もなしにひょっこり家に帰って来ます。その時の会話は「お腹すいてないか?」とか「食べたいものはあるか?」といったこと。それで「15分待って」と言って、あるものでチャチャッと作るわけですが、それが出来るのは自分に調理技術があるここと、息子の側に「わが家の味」の記憶があるからです。

そういう「家庭料理」の積み重ねが、ボンディング(接着剤)の機能を果たしているんですね。もしそれが無かったとしたら、10日ぶりに会う親父と息子の間には、殺伐とした空気しか生まれないと思うんです。うちはカミさんが早くに死んでしまったので、一人息子にとっても、それがたぶん一本の細い糸だと思います。

自分は、幼いころから母親に料理を習って、それ以来興味を持って作り続けて来たのですが、それが役に立っているし、一人暮らしでも楽しく食事ができています。でもそういう当たり前のことが通じない世の中になってしまいましたね。毎日の食事づくりをメンドクサイと拒否して、それで代わりに手に入れたものは何ですか?

『いろはクッキング教室』のレポートはこちら ▶